令和3年
 第1回定例市会 6月議会
[議案質疑]要旨
 6月17日の本会議では、我が会派から、河南ただかず 議員(中央区選出)が、「新型コロナウイルス感染症対策補正予算について」会派を代表して、市長及び副市長に議案質疑を行いました。

[議案質疑]要旨 河南ただかず 議員(中央区選出)
新型コロナウイルス感染症対策補正予算について

 
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1.第ワクチン接種体制について

(1)再発防止策の徹底
 本市におけるワクチン接種体制については、従来の個別接種・集団接種会場に加え、産学官の三者連携による大規模接種会場を設置するなど、強力に推し進めていることは大変評価している。一方、御影公会堂をはじめとした集団接種会場において、960回接種分に相当するワクチンが使用できなくなる事案が発生するなど、ワクチンの管理・輸送や接種時におけるミスが散見されており、貴重なワクチンをこれ以上無駄にしないよう、反省すべき点もあると感じている。今後さらに多くの市民へワクチン接種を進めていくにあたっては、医療従事者、会場運営の委託業者、市職員など多くの関係者が緊密にコミュニケーションを取るなどして、再発防止策を徹底する必要があると考えるが、見解を伺いたい。
(2)接種スケジュール
 ワクチン接種については、接種率の向上や迅速な接種に向け、全庁を挙げた協力体制を構築して取り組んでいるところであり、先日の市長会見でも新たな集団接種会場の増設が発表されるなど、ワクチン接種の受け皿は順次拡大されてきている。市民の命を守り、経済活動をできるだけ早く正常化するためにも、1日でも早く市民の接種を完了させる必要があるが、先般、政府の「骨太の方針」に、ワクチンの全希望者への接種を10月から11月に完了するとの目標を盛り込むとの報道があった。本市においては新たな集団接種会場の増設を踏まえ、いつ頃までに市民のワクチン接種が完了する見込みであると試算しているのか、見解を伺いたい。
(3)注射器の仕様
 実際にワクチン接種を行う現場の医師・看護師からは、接種に使用する注射器の容量が1ミリリットルから2ミリリットルに変更されたため、現場ではワクチンバイアルから注射器への吸入や、接種の際に混乱が生じていると聞いている。安全・安心かつ迅速なワクチン接種のためには、接種環境の向上は不可欠である中、国に要望するなどして、早急に改善を図るべきと考えるが、見解を伺いたい。

2.文化芸術支援について

 先般、本庁舎2号館への音楽ホールの整備中止を含めた文化振興施策の見直しが発表されたが、今回の補正予算ではその見直しに伴う財政効果を活用し、KOBEアート緊急支援事業として、神戸の文化芸術を支える画期的な取り組みが提案されており、事業者からも期待されていると聞いている。事業を進めるにあたっては、神戸ゆかりのアーティストはもちろん、今まで関わりがなかった多くのアーティスト等に事業に参画してもらうなど、神戸が文化芸術に優しいまちであることを広くPRする契機とするとともに、文化の灯を絶やすことなく、ポストコロナ時代に繋がるように発展させていくべきと考えるが、見解を伺いたい。

3.新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金について

 新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の第3期分として補正予算が計上されているが、支給額の算定にかかる計算方法が変更されたことから、支給までの期間が従来の一か月程度よりも延長されるのではないかと懸念している。県が事務を担っており、これまでも迅速な支給に向けて、本市が要望してきたことは承知しているが、コロナ禍において非常に厳しい経営状況にある中小事業者は、一日も早い支給を求めていることからも、市として継続的に県に働きかけていくべきと考えるが、見解を伺いたい。
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