平成30年
 第1回定例市会 6月議会
[一般質問]要旨
 平成30年第1回定例市会 6月議会における6月26日の日程において、会派を代表して安達和彦議員(須磨区選出)が、「三宮再整備について」など、守屋隆司議員(兵庫区選出)が「学校の統廃合について」など、坊 やすなが議員(北区選出)が「スタートアップ支援施策の現状と今後の展開について」など、長瀬たけし議員(東灘区選出)が「家庭施策の充実について」など、また、しらくに高太郎 議員(垂水区選出)が「教育委員会における組織改革等の在り方について」など、以上の5名が市長及び関係当局に一般質問を行いました。

[一般質問]要旨 安達和彦 議員(須磨区選出)

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1.三宮の再整備について

(1)三宮クロススクエアについて
 神戸の玄関口であり,神戸経済全体への波及効果の高い三宮周辺地区の再整備には期待しているが,クロススクエアにより国道を遮断してしまうのは,周辺の道路交通への課題も多く,経済活動にも悪影響を与えるのではないかと懸念する。これまで三宮駅前を通過していた車両に対し,アンダーパスで交通路を確保するわけでもなく,迂回誘導させる計画には問題があると考えるが,三宮駅前の今後のあり方について,見解を伺いたい。
(2)文化ホールについて
 文化ホールについては,大ホールと中ホールを分けて整備される予定となっており,また現在の大ホールが2,000席以上の収容人員であるのに対し,移転後は1,500席以上と縮小される見込みであり,収容規模として不十分ではないか。三宮駅周辺地区で大ホール,中ホールの一体的な整備が困難であれば,ウォーターフロントエリアなどで,十分な収容規模を確保し神戸を象徴するシンボリックなホールとして整備すべきと考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質問)
 現在の文化ホールの跡地については,神戸が柔道の発祥の地であること,また、国際スポーツ都市宣言をしていることからも、柔道や剣道,合気道,空手の国際大会が行えるような武道館を整備すべきと考えるがどうか。

2.阪急との相互直通運転について

 市営地下鉄西神・山手線と阪急電鉄神戸線との相互乗り入れは,地下鉄利用者の利便性を格段に高めるとともに,地下鉄沿線への移住・定住の促進に大きく寄与すると考えられることから,以前より積極的に取り組みを進めるように主張してきたが,現在も実質的な動きが見えてこない。今後,より一層のスピード感を持った対応が必要と考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質問)
市営地下鉄西神・山手線と阪急電鉄神戸線との相互乗り入れを進める際に,三宮~新神戸~谷上間が支線になってしまう懸念があることから,北神急行線を神戸空港まで延伸することも検討してはどうか。

3.国立病院機構神戸医療センターについて

 老朽化の進む国立病院機構神戸医療センターについては,患者の利便性を考慮し名谷駅周辺への移転を検討していると仄聞している。当該病院がアクセスの良い駅前に移転することは,地域住民にとっても大きなメリットとなり,また,人口減少対策の観点から須磨区への移住・定住にも繋がると考えられることから,市としても積極的に協力すべきと考えるが,見解を伺いたい。

4.須磨海岸エリアの活性化について

 須磨ヨットハーバーは「こうべすま海の駅」として認定されているが,観光資源として十分に活用されているとはいえない。須磨海岸では近年,遠浅化や遊歩道の整備等が行われ,今後須磨海浜水族園の再整備も予定されていることから,更なる観光振興が期待される。そこで,こうべすま海の駅を観光資源として有効に活用していくとともに,例えばヨットハーバーの北側にある駐車場の一部を道の駅として整備するなど,須磨海岸エリア一体の観光・集客機能を更に高めるための取り組みを行っていくべきと考えるが,見解を伺いたい。

5.須磨浦普賢象の桜について

 須磨浦普賢象は,黄色の花を咲かせる特徴を有する桜の新種であり,平成2年に須磨浦公園で発見された。ただ,現在は須磨浦公園の桜は枯れて残っておらず,かつて新種の桜が見つかったという認知度は低い。須磨浦公園内に 50本ないし100本単位の桜を植樹することで,改めて須磨浦普賢象の認知度を高め,地域の憩いの場にすると共に観光客誘致にも繋げることができるのではないかと考えるが,見解を伺いたい。

[一般質問]要旨 守屋隆司 議員(兵庫区選出)

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1.学校の統廃合について

 教育環境の充実のためには,児童数に対する適正な学校施設の規模が重要であるが,平成27年に4校統合により開校した神戸祇園小学校は,開校直後から児童数が増加傾向で保有教室数に余裕がない状況となっており,適正な需要予想が行われたのか疑問である。また,児童数に比して校庭も狭いことから,グラウンドの拡張について地元の要望を受けていると仄聞している。学校の統廃合にあたっての市の計画策定のあり方について伺いたい。
(議員再質問1)
 神戸祇園小学校は,教育委員会において児童数増加にかかる要注意地区16校に位置づけられており、今後も児童数の増加が見込まれ,その結果過密状態となることが懸念されるが,今後の対応方針について伺いたい。
(議員再質問2)
 4校統合により生じた平野小学校,荒田小学校の跡地活用については一定の前進があるようだが,湊山小学校の跡地は現在も活用の見通しが立っていないようである。全庁的な活用を早急に検討すべきと考えるが,見解を伺いたい。

2.パブリック・コメントについて

 政策形成の過程で市民意見を聴取することは大変重要と考えるが,その手段であるパブリック・コメントについては,ホームページや広報紙で周知はしているものの十分に機能していないのではないかと考える。意見がゼロの案件もあるとのことから,より一層の周知が必要と考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質問1)
 パブリック・コメントの意見提出方法としては,郵送やFAX、電子メール、持参の4つの方法が確保されているが、例えば市長の手紙のように、ホームページに送信フォームを用意すれば、市民の方は意見を出しやすくなると考えるがどうか。
(議員再質問2)
 パブリック・コメントのページを含め、神戸市のホームページはスマートフォン未対応の状況にある。利用者の利便性を考慮すれば,スマートフォン対応を早急に進めるべきと考えるがどうか。

[一般質問]要旨 坊 やすなが 議員(北区選出)

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1.スタートアップ支援施策の現状と今後の展開について

 今後の神戸経済の持続的な成長を目指していくためには,社会にイノベーションを起こし得る成長型起業家を集積し,成長させていくとともに,既存産業との融合を図っていくことが重要であり,神戸市ではこれまで,500スタートアップスをはじめ様々な起業家育成支援事業を講じている。
 全国の自治体で起業家支援が行われるなかで,神戸市が更に存在感を増すためには,効果的な施策をスピード感を持って更に積極的に展開していく必要があると考えるが,これまでの成果,及びそれを踏まえたうえでの今後の展開について伺いたい。

2.人口減少対策について

 神戸市では平成24年以降人口減少が続いており,特に北区や須磨区,西区などにおいて高齢化の進展と人口減が顕著となっている。人口流出を抑制し,移住・定住を促進するためには,特にシニア世代と若者・子育て世代の住み替えを支援することにより世代間の住宅の循環を生み出し,年齢構成のバランスのとれたまちをつくっていくことが重要であると考える。
 そのためには,建築物の高さ制限や容積率の緩和等を図りながら,駅前にマンション等の住宅や公共施設,商業施設等の機能を集め,シニア世代には利便性が良い駅周辺に居住してもらい,また若者・子育て世代には,オールドタウン化したニュータウンを,例えば超小型モビリティを導入した利便性の高いまちにするなど,最先端の技術やサービスを取り入れ住みたいと思える特徴あるまちづくりが必要であると考えるが,見解を伺いたい。

3.外国人観光客を呼び込む観光施策について

 過日,KIITOで観光交流都市推進神戸市会議員連盟の研修会があり,「訪れたい,泊まりたい神戸のつくりかた」をテーマにデービッド・アトキンソン氏に講演いただいた。その中で,インバウンド誘客に向けた観光施策を考えるうえでのポイントとして,まず案内板やサイン表示,解説案内などをネイティブの方でも分かるように簡素に分かりやすく整備することが重要であること。そのうえで観光に必要な要素である「自然,気候,文化,食事」の全てを併せ持つ日本の強みを生かすべきと指摘されており,関西において,文化は京都,食事は大阪のイメージが強いことから,残りの自然,気候において,神戸が持つ観光資源を有効に活かした取り組みをすべきと感じた。
 また,外国人観光客を呼び込むためには,観光の目玉となるものを作ることが非常に重要であり,その際,市内だけではなく,例えば世界遺産である姫路城や,宝塚歌劇団といった近隣市が持つ観光資源も含めて神戸観光圏として捉え展開していくことが肝要であると考える。そこで,アトキンソンさんの指摘も踏まえ,今後外国人旅行客を更に増加させるための観光施策をどのように講じていこうと考えているのか,見解を伺いたい。

4.海洋産業の発展について

 先日,世界トップクラスの海洋産業先進地域である英国アバディーン市を久元市長,神戸大学,川崎重工業をはじめとした市内企業3社と共に訪問し,同市との間で海洋産業の振興・人材育成についての連携や,水素・再生エネルギーに関する知見の共有等に係る意思確認書を締結した。
 アバディーン市からも神戸に対する期待が感じられ,今回の意思確認書の締結は,今後の更なる連携・協力を進めていくうえでの第一歩となり大変重要であると考えるが,海洋産業を神戸市の新たな産業として推進していくにあたり,市長は今の時点で最終的なゴールをどのように描き,それに向かって今後具体的にどう進めていこうとしているのか,見解を伺いたい。

[一般質問]要旨 長瀬たけし 議員(東灘区選出)

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1.家庭施策の充実について

 国連人権理事会における「家族の役割と保護」に関する決議や熊本県の「くまもと家庭教育支援条例」の制定など,家族の役割や家庭の大切さを再認識し,行政課題の一つとして捉えた取り組みが注目されている。家族を再評価することは,児童虐待やDV被害など,様々な事態の未然防止にもつながると考えられることから,本市においても「家庭を大切にしよう」という機運の醸成を積極的に図り,家庭を主眼に置いた施策を一層充実させるべきと考えるが,見解を伺いたい。

2.学校給食における遺伝子組換作物について

 昨年度末に「主要農作物種子法」が廃止され,これまで国や都道府県が主導してきた優良な種子の生産・普及が,今後は民間の力を最大限に活かした種子の開発・供給体制として構築されることとなる。これにより,諸外国からの輸入等による遺伝子組換作物が氾濫することによる健康への影響などを懸念する声も聞くが,本市の学校給食において遺伝子組換作物は使用されているのか。また,今後使用する予定はあるのか,見解を伺いたい。
(議員再質問)
 安全・安心な給食を提供していくため,今後も遺伝子組換作物を使用するべきではなく,また,生徒や保護者に対しても神戸市の学校給食は遺伝子組換作物を使用しておらず安全で大丈夫ということを広く周知すべきではないか。

3.区役所と市役所の連携強化について

 市長のリーダーシップのもと,区役所改革が強力に推進される中,残念ながら未だ区役所と市役所の所管部局における連携不足や情報密度の差などに伴い,市民サービスが停滞・低下する事案があると仄聞している。
 市民に最も身近で頼りにされる行政機関として更なる市民サービス向上を図っていくために,例えば各区の地域特性を踏まえ,区が抱える固有の行政課題等に精通した職員を区役所に配置するなど,区役所と市役所の連携強化の視点に立った対策を講じるべきと考えるが,見解を伺いたい。

[一般質問]要旨 しらくに高太郎 議員(垂水区選出)

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1.長屋の空き屋対策について

 所有者による適切な維持保全がなされず放置されている空家については,「空家等対策の推進に関する特別措置法」及び「神戸市空家空地対策の推進に関する条例」に基づき対策が講じられている。しかし,当該法律では一部のみが使用されている長屋は空家等には該当しないとされており,所有者調査の際の固定資産税情報の内部利用や,行政代執行を行うことができず,空家対策を進めるうえで支障となっている。一部空き屋の長屋についても実効性のある対策が行えるよう,法改正など国に強く働きかけを行うべきと考えるが,見解を伺いたい。

2.教育委員会における組織改革等のあり方について

 垂水区のいじめ事案では,教育委員会における組織体制の問題が顕在化した。今回のような不適切極まりない対応が二度と繰り返されないよう,学校現場と教育委員会事務局,教育委員会内での教員と事務職員との適切な情報共有,役割分担,連携体制の構築など,抜本的な組織体制の見直しや組織風土改革が必要と考えるが,具体的にどのように進めるのか,見解を伺いたい。

(要望)明石海峡大橋の活用について

 明石海峡大橋は主塔間の距離が世界一の吊橋で,世界に誇れる貴重な観光資源であるにもかかわらず,国内はもとより海外での認知度もそれほど高くないように感じる。この明石海峡大橋を,神戸を代表するシンボルの一つとして,国内外にこれまで以上に広く発信するとともに,観光資源として更に有効活用することにより,神戸市への観光誘客に繋げていくべきである。将来的には,世界最長の吊り橋である明石海峡大橋を世界遺産登録に向け,官民一体となって取り組んでいってはどうかと考えている。
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