平成30年
 第1回定例市会 2月議会
平成30年度神戸市当初予算案
予算特別委員会[総括質疑]要旨

[総括質疑]要旨  平野昌司 議員(兵庫区選出)

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3月14日に開催されました平成30年度 神戸市当初予算案 予算特別委員会 総括質疑において、 平野昌司 議員(兵庫区選出)は、「空港島のにぎわいづくりについて」など、市長及び関係当局に質疑を行ないました。

1.三宮の再整備について

(1) 構想の前提について
平成27年9月に三宮周辺地区の「再整備基本構想」を策定した当時は,構想の前提として,数千億程度の事業費が必要であり,概ね30年後を見据えた段階的な整備を想定していると聞いていた。しかし現状を見るに,「都心・三宮再整備 行政施設の移転に関する一覧」が唐突に示されるなど,跡地をどうするかや事業費や財源の見通しも抜きにして,今後5年から10年程度で実施される事業計画が次々と示されており,まったくスピード感が違ってきている。いつの間にか方針転換があったのか,見解を伺いたい。
(2)文化ホールについて
三宮の再整備の進め方については,議会側からすると意思決定までの過程が不透明であるように感じることがある。その最たる例は,文化ホールの三宮への移転についてである。昨年度,文化ホールが10年20年先にどうあるべきかを検討する予算の内容について議会で指摘した際には,「場所についてはこれから検討する」との主旨の答弁が繰り返しあった。それにもかかわらず,そのすぐ翌年にあたる昨年11月に,文化ホールが三宮へ移転することが唐突に発表された。このような進め方は議会を軽視したやり方と思われても仕方がないのではないか,見解を伺いたい。
(議員再質疑1)
機能を分けることにより不要なコストが発生すること等のデメリットも考えられるが,なぜ新バスターミナル内に大ホール・中ホール機能とも整備することができないのか。
(議員再質疑2)
 クロススクエアについても唐突であると感じており,反対の意見も実際には多いのではないか。従来からの3層ネットワーク構想にもとづき,自動車と共存できる方向でも,交通機関の乗換え利便性が向上し,街を快適に回遊することができるのではないか。
(議員再質疑3)
 神戸市はピーク時において17か国の領事館があったが,今では2か国のみであり,国際都市神戸としては在外公館の復帰誘致は大きなテーマである。三宮再整備という機を逃すことのないよう,一歩踏み込んだ市のトップセールスに期待するところであるが,見解を伺いたい。

2.医療産業都市について

 医療産業都市の国際展開については,海外患者受入のワンストップ窓口の設置についてもいまだ予定段階にとどまっており,またもや仕切り直しなのかとの思いである。今後の国際展開については,神戸大学と連携を強化し,海外の医療機関とメディカルクラスター等との国際医療交流を促進するとのことだが,大学任せでは取組みとしては不十分であると考える。国際展開を本気で進めるのであれば,地域医療とは切り離して考えた上で,市民病院を巻き込みながら国際医療病院とするなど,神戸市が前面に立って進めていく必要があると考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質疑1) 神戸から貴重な人材が流出するなどしている中,今まで国際展開に取り組んできたノウハウ等について,神戸大学には十分に継承できているのか。
(議員再質疑2)
 先日,大阪の取組みが大々的に新聞紙面に載っていたが,神戸医療産業都市の取組みはもはや,大阪や川崎など他都市に遅れをとっているのではないか。

3.神戸空港について

 関西エアポート神戸(株)が発表した今後5ヵ年の旅客数の推移では,規制緩和による旅客数の増加は見込まれておらず残念な思いだ。関西空港周辺の自治体などへの配慮は当然必要であるが,3空港一体運営を契機とした今後の規制緩和は十分に期待できるのか,見解を伺いたい。
(議員再質疑1)
 2020年の東京オリンピックや,2025年の誘致に取り組んでいる大阪万博などの節目を迎えていく際の航空需要を考えたときに,神戸空港への影響についてどのようなイメージを持っているのか。
(議員再質疑2)
 インバウンド客の増加に対応するために,ベイ・シャトルの強化を考えるべきではないか。
(議員再質疑3)
 2019年に大阪で開催されるG20サミットの際には,各国要人のチャーター機が神戸空港で発着されるよう,国に働きかけるべきではないか。
(議員再質疑4)
 今後の3空港懇談会での議論を期待しているところであるが,議論の後,市長はどのように歩調を合わせようと考えているのか。また,航空会社への積極的な働きかけが必要ではないか。
(議員再質疑5)
 今後の神戸空港の旅客数増加等への期待を考えると,ポートライナーの輸送力向上だけではなく,新たなルートを確保するなどの抜本的なアクセス改善策が必要ではないか。

4.神戸ビーフについて

 県は神戸ビーフ館を今後暫定オープンし,数年後には本格オープンするとしているが,これを六甲山牧場に設置するよう,市長自ら働きかけることが必要ではないか。また,設置にあわせ,民間活力を活用し,六甲山牧場を道の駅とすれば,知名度の向上にも有効であり,さらに神戸ビーフの増産に向けて,牧場に飼育の機能を持たせば,但馬牛の安定的な確保や海外へのアピールにも役立つ。これらの取り組みは,六甲山の活性化,インバウンド客や宿泊客の増加,神戸ビーフのブランド維持という相乗効果が期待できる。インバウンド誘致に関して確実に成果を得られるよう,民間活力も活用しながら,市としても思い切った投資を行い,早急かつ抜本的な施策を早急に講じるべきだと考えるが,見解を伺いたい。

5.親なき後対策について

 障害のある方にとっては親なき後をどうするのかは大きな課題である。共生型サービスについて,特別養護老人ホームが障害者を受け入れた場合の入所加算が予算化されているが,親なき後対策をより促進するためには,専門職員の育成や地域の理解等が必要と考えるがどうか。また,障害者の親なき後対策については,就労についても避けて通れない課題であるが,工賃アップ以外にも,就労場所の確保についてどのような支援が可能なのか,見解を伺いたい。

6.外国人学校助成について

 外国人学校助成制度は私学助成の対象とならない外国人学校への財政支援を通じて,同じ神戸市で暮らす子どもたちの教育環境を支援するための制度である。また,国際都市神戸として地域での多文化交流と市民の国際理解を促進することを目的としており,議連において日朝等の交流促進を推進している点と合致している。にもかかわらず,特定の学校に対する助成金について,県に準じるということで減額していくことは配慮に欠けていないか。適正な補助金執行は当然のこととして確保しなければならないが,よりよい制度運用となるよう,議会とともに検討を進めてもらいたいと考えるが,見解を伺いたい。
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