平成28年
 第2回定例市会 9月議会
[一般質問]要旨
平成28年第2回定例市会 9月議会最終日の10月27日に 安井俊彦議員(東灘区選出)及び、しらくに高太郎議員(垂水区選出)は、市長及び副市長に一般質問を行いました。

[一般質問]要旨 安井 俊彦 議員(東灘区選出)

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1.市長と議会との関係について

 市長就任から3年が経過しようとしているが,久元市長は市民受けも良く,気さくで庶民的な市長と評判であり,心から喜んでいる。一方,市長が変われば様々なことが変わるのは当然だが,変えないで欲しいものもある。これまで対議会との関係においては,市民に対してのサービスを変化させる時は,互いに解決策を探り,激変緩和を続けてきた。また,主な懇話会や審議会には議会人が参画してきた。これら半世紀の中で培った当局と議会の知恵である,この神戸の方式は,市長の当局と議会との関係における適当な緊張関係と距離の考え方にそぐわないものなのか,見解を伺いたい。

2.神戸空港のコンセッションについて

(1)コンセッションの市民理解について
今,神戸空港は大きな転換期を迎えようとしている。市長の大変な勇気・決断を,我が会派としても支持するところであるが,大切なことは、今回のコンセッションがいかに神戸市の将来にとって重要なのかを市民に繰り返し訴え,市民の理解を得ることである。今回のコンセッションについてどのように理解を得るつもりなのか,見解を伺いたい。
(2)3空港の一体運営について
今回の神戸空港のコンセッションで関西3空港の一体運営を進めていくことについて,市長は神戸だけのためではなく,神戸空港が関西全体の浮揚に役立つために行うと訴えているが,まだまだその考えは近隣の自治体や経済界に十分に理解されていないのではないか。特に関西空港周辺の自治体に対して理解を得ることは重要ではないか。今回のコンセッションの大義が通るためには,来年8月の優先交渉権者選定まで苦難の時が続くと思われるが,どのように対応しようとしているのか,見解を伺いたい。

3.自然災害に対する危機管理体制について

(1)副首都構想における神戸市の考え方について
前知事の貝原氏は遺言とも言える最後の論文にて,今後首都直下型地震や東南海地震が起きた場合,それは「国難」となるであろうと記し,日本の防衛,国内の治安と安定,外交等すべてにおいてバックアップシステムが必要であると強調している。これに対して政府も業務継続計画を閣議決定し,バックアップシステムを立川広域防災基地周辺とさいたま新都心等として検討に入るとしている。このことについて貝原氏は,副首都バックアップシステムとして宝塚北部がいいと提案しているが,宝塚北部より神戸市北区・西区,また三木防災公園周辺等が,南海トラフの受け皿としても最適ではないかと考えるが,見解を伺いたい。
(2)田舎暮らしについて
貝原氏は論文の中で,災害時には市民生活をいかに継続させるかが課題であるものの,南海トラフが起これば「国難」となって仮設住宅どころではない状況になるため,市民が田舎暮らしを今からでも始めるべきと指摘している。ドイツに視察に訪れた際に調査したクラインガルテンは,ドイツだけでなくロシアを含めヨーロッパに広がっているものであるが,災害時の避難先としての機能が期待できる非常に有用なものであると考える。本市においては里山暮らしを推進しているが,北区や西区をはじめ,更には近隣市との連携も視野に入れながら,行政の支援をもとにクラインガルテンのような田舎暮らしを,都会暮らしをしている市民のライフスタイルに組み込むことで,災害に備えて市民生活が計画的に継続することができるよう取り組んでいくべきと考えるが,見解を伺いたい。

4.東部市場周辺の整備について

 東灘区は歴史的なロシア村や御影公会堂があり,柔道等スポーツ界に多大な尽力をされた嘉納治五郎の生誕の地でもあるということ等,活用するべき事項の多い魅力ある地域である。現在進めている東部市場の市場機能の向上にあわせ,神戸市の東の玄関として,東部市場を中心とする周辺の整備を検討すべきと考えるが,見解を伺いたい。

5.豊能郡環境施設組合によるダイオキシン問題について

(1)今回の結果に対する市長の思いについて
大阪府豊能,能勢両町の豊能郡環境施設組合によるダイオキシン問題について,真っ先に神戸市民を代表して市長が怒りを発信したこと,また,環境局の頑張りにより無事に決着を見ることができたことは,大変感謝している。しかし,今回の件や平成26年の滋賀県高島市の問題も,役人が計画的に神戸市を騙した事件であるが,誰も罰せられておらず,第三者委員会の設置と謝罪に留まっている。民間であれば,行政や司法から当然厳しく追及され事件になったと思われるが,これらの件について書類送検も告訴もされていないという結果について,市長の思いを伺いたい。
(2)広域処理について
大阪府豊能,能勢両町や滋賀県高島市は人口,財政規模がともに大きい市町とは言えず,廃棄物の処理能力が不足しているのではないかと考えられる。広域で処理をする方式について関西広域連合等で検討を進めるよう神戸市から発信していく必要があると考えるが,見解を伺いたい。

[一般質問]要旨 しらくに 高太郎 議員(垂水区選出)

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6.区長の権限強化について

 区長は,住民主体の地域づくりを支援する地域住民に最も身近な行政機関である区役所の顔であり,地域住民の目線に立ったきめ細かな事業展開する上で欠かせない存在である。しかし,その権限には限度があり,区長やまちづくり課が日々地域住民から聞いている貴重な声は必要な施策につながっていないのではないか。本庁任せにすることなく,地域住民にとって身近な区が主体となって必要な施策に向けた事業化調整ができるよう,区長の権限及び区役所の体制を強化すべきと考えるが,見解を伺いたい。

7.しあわせの村とシルバーカレッジの役割について

 シルバーカレッジでは高齢者の能力開発を通じて社会参加の道を開いていると聞いているが,高齢者が講義を受けるだけでなく,大学誘致等により青少年に対する教育を受け持ち,活躍してもらうことで,多世代間の接点をつくるとともに,ともに村おこしのリーダーとなり活性化を図っていくことができるのではないか。今後も進展していく少子・高齢化社会において,共生社会を目指して地域の活性化を促すこと,ひいては地域包括ケアシステムの体現の方法として,しあわせの村を神戸版CCRCといった今後のまちづくりのモデルとして活用することができるのではないかと考えるが,見解を伺いたい。

8.福祉施策の充実について

(1)地域医療介護総合確保基金について
医療・介護現場における福祉人材の確保は喫緊の課題である。消費税増収分を用いて各都道府県に設置された「地域医療介護総合確保基金」を活用した人材の確保・育成について,今年度も本市に対し十分な事業採択がなされない見込みと聞いているが,どのような事業を県に要望しているのか。また,採択されない原因について分析の上,地域の実情に応じた医療・介護サービス環境の充実に向けて,県市一体となった取り組みを県に強く要望し,本市における人材確保・育成策を拡充していくべきと考えるが,見解を伺いたい。
(2)福祉学習について
子どもの社会福祉や福祉活動への理解・関心を高めるためには,学校での車いすの体験などの福祉学習が大変重要であると考える。福祉団体等と連携し,福祉学習を積極的に取り入れることで,神戸の子どもが福祉に触れる機会をさらに広げていくべきと考えるが,見解を伺いたい。

9.無電柱化の推進について

 本市ではまちの景観向上や防災の観点から計画的に無電柱化を進めてきている。観光地や緊急輸送道路での整備が優先されてきたことは理解するが,地域には電柱により歩道幅が狭くなり,歩きにくくなっている道路もある。今後は,歩行者の安全安心な通行に資する無電柱化にも積極的に取り組んでいくべきと考えるが,今後の計画も含め見解を伺いたい。

10.小束山6丁目交差点付近の渋滞解消について

 垂水区北部の小束山6丁目の交差点は以前から慢性的な渋滞が発生している。平成26年度からは渋滞対策検討会を立ち上げており,また,今年度は交差点の改良工事が行われるなど,渋滞解消に向けて取り組んでいると聞いている。しかし,周辺地域で更なる開発が続いていく状況からすると,今年度整備予定の交差点改良だけでは十分ではないと考える。渋滞解消を図るためには,本市の責任で抜本的な対策を講ずる必要があると考えるが,見解を伺いたい。
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