平成20年第4回定例市会が11月27日から12月5日までの9日間の日程で開かれました。
11月27日の本会議では、平成20年度一般会計補正予算など議案が提出され、12月4日の本会議では、計21議案が可決された後、梅田幸広議員(西区選出)及び、むらの誠一議員(須磨区選出)は自由民主党神戸市会議員団を代表して、市長及び関係当局に議案外質問を行いました。市長は,平成15年に行政経営方針を発表し,職員数・市債残高の削減,民間活力の導入など,着実に効果を上げている。
2010年度の目標達成に向け,今までの取り組みを緩めることなく,引き続き市長が先頭に立って行財政改善に取り組む必要があると考えるが,行政経営方針の完遂に向けた市長の決意を伺いたい。
10周年を迎えた医療産業都市構想は,着実に成果を上げており,これまでの実績は市長の率先した取り組みによるものであると評価する。一方,メディカルクラスター形成に向け,医療機関や企業等にとって利便性の高い環境づくりをより一層推進する必要がある。
これまでの実績を踏まえた上で,引き続き市長が先頭に立ち,医療産業都市構想の実現・神戸経済の活性化に向けた取り組みを進める必要があるが,今後の取り組みについて,市長の見解を伺いたい 神戸には,豊かな自然や歴史的資源など,多種多様な観光資源があり,個々の観光施設については他都市にひけをとらないが,各施設が十分に連携できていない。
例えば,六甲山でオルゴールミュージアムを見た後にファッション美術館や市立博物館を巡るなど,各施設が連携を図り,相乗効果を発揮することにより,多くの観光客を呼び込むことが可能となり,また滞在時間の延長にもつながると考える。
食の安全・安心が問題となる中,本市において取り組んでいる神戸版GAPの導入推進,食農ボランティアによる食育,こうべ旬菜などの地産地消の取り組みなど,様々な食に関する取り組みを一層推進する必要があるが,まだまだPRが不足しているのではないか。
地産地消を進めるには,学校給食で地元の食材を使用するのが最も効果的であり,産業振興局における給食畑の事業について,年間を通じて地元食材を供給できるよう,教育委員会との連携を深めるなど,より一層の取り組みが必要であると考える。
ごみ収集体制の効率化については,他都市においても,2人乗車や民間委託など効率化が進んでおり,神戸市においても効率化を図るよう,従来より質疑を行っている。
この11月より新しい制度が導入され,市民の方には今まで以上の協力をお願いしており,当然,市当局においても従来以上の努力が求められる。
神戸市のデザイン都市の取り組みや,ユネスコの認定について,まだ市民への周知が不足していると考えるが,デザイン都市として具体的にどのように取り組み,具体的にどうなるのかが市民にとって見えにくいからではないか。
行政や一部の関係者のみで取り組むのではなく,広く市民にPRを行い,神戸市全体でデザイン都市としての施策を推進する必要がある。
このたび,「都心とウォーターフロントを考える会」から波止場町1番地の将来像について,長期的な視点での提言がなされたところである。
この地区は,眺望,親水性,歴史的価値など,多様な面からみなとまち神戸のより一層の魅力向上を図っていく重要なエリアである。
外郭団体の役員の報酬基準については,行財政局から,各団体の経営状況等を勘案のうえ,適用するよう通知をしているが,経営状況が黒字・赤字にかかわりなく,ほぼこの基準どおりの金額が支払われている。
仕事に対する対価である役員報酬が経営状況を踏まえたものになっておらず,赤字団体と黒字団体の役員報酬が同じというのは市民の理解が得られないのではないか,見解を伺いたい。 世界の魅力ある国際都市・観光都市と比較して,世界で通用する名高いホテルが神戸に存在しないと感じてきたが,都心ウォーターフロントのグランドデザインの中で,中核・シンボルとなる大規模な外資系ホテルの誘致を位置づけてはどうかと考える。
ペニンシュラ,ヒルトンやリッツカールトンといった著名な外資系ホテルの誘致は,医療産業都市構想を推進する上でも,大いに資するのではないか。
市役所1号館24階展望ロビーは,連日,市民や観光客で賑わっているが,これまで観光施策として扱われてきておらず,十分に市民や観光客が満足できる状況にはなっていない。
この12月1日より展示内容など一部リニューアルを実施しており,一定評価をするが,まだまだ不十分であるといわざるをえず,また,現在では360度の眺望が確保されておらず,特に東側が不十分で東側をもっと見たいという観光客からの声も多いとのことである。
昨今,わが国で開発途上国や社会的弱者の支援,環境保全につながる商品を適正な価格で買おうという「社会的責任消費」行動が広がりつつある。
本市においても,ボトルドウォーターに「社会的責任消費」の概念を加え,販売箇所を増やし,売り上げの一部を,本市の貴重な自己水源の保全に充てることができないか。
老人クラブは高齢者の生きがいを高め,地域を豊かにする各種活動を行うクラブであり,これからの超高齢社会のコミュニティづくりにおいても重要な役割を担っているが,クラブ数・会員数ともに減少傾向にある。
現在,単位クラブへの活動補助金は会員数により4段階に分かれており,1人・2人が増えても補助金に変わりがなく,会員を増やそうとするインセンティブが働きにくく,また,50人を切ると補助金がなくなるため,50人を割り込み解散してしまったクラブもある。
神戸市の保育所待機児童は,20年4月1日現在で487人と,解消には至っておらず,新たな保育所整備や受け入れ施設の拡充などは言うまでもなく,保育所入所申し込みの事務改善もあわせて取り組むべきである。
現在,本市の保育所入所申し込みは,原則,区をまたがった複数申し込みはできず,「全市的に個々のニーズに対応できる入所申し込みの制度に改正してほしい」との声を聞いている。