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平成20年 第1回定例市会 平成20年度神戸市当初予算案 予算特別委員会 [意見表明]

 自由民主党神戸市会議員団は、平成20年度神戸市各会計予算並びに関連議案、合計72議案について、以下の理由により、要望7件を付して承認します。
また、予算第1号議案、予算第23号議案及び予算第24号議案に対しては、民主党及び公明党とともに、附帯決議案を提案しています。
なお、「予算第1号議案 平成20年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議、及び第38号議案 須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案については、反対します。

平成20年3月14日
自由民主党神戸市会議員団
■「理由」
平成20年度予算案は、一般会計7,271億円、企業会計を含めた特別会計1兆1,111億円。合計予算額は、1兆8,382億円で、前年度と比較して5.1%減少しています。
国の『歳出・歳入一体改革』に伴う地方交付税の減少や兵庫県の『新たな行革プラン』の影響を受けるなど、財源の確保がますます厳しくなるなかで、事業の『選択と集中』を行い、編成された予算案であると評価いたします。

しかし、一般会計予算は、4年連続のマイナスとなっていますが、収支不足が依然70億円生じており、厳しい状況に変りありません。

今後も神戸が積み上げてきた伝統を、将来世代にまで継承していくために、これまで以上に市長がリーダーシップを発揮し、「行政経営方針」を引き続き着実に実行され、 豊かな神戸の創造に努めていただくことを期待し、平成20年度神戸市当初予算案及び関連議案を承認します。


続いて、敬老優待乗車制度に関連する予算第1号議案、予算第23号議案及び予算第24号議案に対する附帯決議について申し上げます。
そもそも敬老優待乗車制度の見直しは、高齢社会がますます進展する中で、将来にわたる制度の安定的な維持・継続に向けた検討から始まったわけでありますが、その過程において、民間バス事業者からは利用実態に見合った負担を求め、その対応によっては制度からの撤退もあり得る旨の申し入れがあり、今やこの問題は民間バス事業者との交渉結果を踏まえて対応せざるを得ない状況にあることは理解するところです。
また、民間バス事業者の理解が得られる負担について、その全額を市費で賄うことができれば問題ありませんが、本市の財政状況は依然厳しく、限られた財源を市民福祉の向上と市の発展に資する多種多様な施策、とりわけ数多くある高齢者福祉施策にも配分する必要があることから、現行の35億円を堅守するのが限度であることも理解しなければなりません。
加えて、将来にわたって制度を安定的に運営していくための制度設計を今明確にしておくことは、議会に課せられた責務でもあると考えます。
以上のことから、利用者にも一定額を負担いただき、市・交通事業者・利用者の3者それぞれの負担のもと、本制度を支えていかざるを得ないとの結論に達し、当局から提案された「敬老優待乗車制度の再構築について」は了承することとしました。
ただ、これまで無料で自由に乗車できた利用者にとっては影響が大きいため、急激な負担を避けるための激変緩和措置が必要と判断し、平成20年10月から当分の間、乗車ごとの負担額がさらに半額,即ちバスは50円、地下鉄・新交通は小児料金の半額となるよう、再度交通事業者と交渉を行い、実現を図ることを求めるものです。
■「要望事項」
1.行政経営方針を引き続き着実に実行し、さらなる行財政改善に取り組まれたい。また、地元中小企業の受注増につながる生活密着型投資について、一層の充実を図られたい。

2.市民の安全を守るため、関係機関との連携のもと地域医療機関、行政当局との役割分担を明確化し、神戸市における救急医療体制の充実を図られたい。

3.外郭団体の役員報酬については、それぞれの団体の経営状態に応じたものとなるよう、市として強く指導されたい。

4.環境局の経営改善については、中長期的な視点に立って、給与や手当のさらなる見直しや民間委託も含め、効率的・効果的な収集体制の構築・再編に向けた見直しに引き続き努力されたい。

5.地場の水産業振興の観点から、漁業関係者が直面する諸問題に対処するため、早急に国ならびに県に対して、具体的な支援策などについて強く働きかけるとともに、必要な施策に取り組まれたい。

6.中学校におけるクラブ活動の活性化に向けて、「外部指導員制度」「合同部活動」「ブロック拠点校方式」のさらなる拡充に取り組まれたい。

7.北区の重要課題である鈴蘭台幹線と神鉄鈴蘭台駅前整備、および北神文化センターの整備を早急に進められたい。

■予算特別委員会に送付された請願および陳情に対する意見表明
平成20年3月14日
自由民主党神戸市会議員団

請願第25号~請願第28号
制度の将来に亘っての安定的な維持存続のため、再構築については了承し、予算第1号議案を承認するため、「不採択」とします。

請願第29号 第30号
今年の海水浴に間に合うよう早期に「須磨海岸を守り育てる 条例」を制定し、安全で安心な須磨海岸を実現することが重要で あり、第38号議案を承認するため、「不採択」とします。


陳情第108号
制度の将来に亘っての安定的な維持存続のため、再構築については了承し、予算第1号議案を承認するため、「不採択」とします。

陳情第115号
神戸-関空を結ぶ利便性の高い公共交通機関であるとともに、神戸の発展に不可欠な都市装置であり、予算第20号議案を承認するため「不採択」とします。

陳情第116号
市民や来訪者が快適に海水浴を楽しんでいただくためにも、今年の海水浴に間に合うよう早期に「須磨海岸を守り育てる条例」を制定するとともに、車両やサンドバギーの不正進入対策についても、海岸法に基づく指定を行い、罰則が適用できるように条例施行と合わせて手続きを進めていくことは、安全で安心な須磨海岸の実現のために極めて重要であると考えるため「採択」とします。

陳情第117号~陳情第120号
神戸市次世代育成支援対策推進総合計画に基づき、限られた人材・予算の中で、総合的な子育て支援施策を積極的に進めていく必要があると考えることから、公立保育所の民間移管を推進すべきとの立場であり、予算第1号議案及び第12号議案を承認すること等のため、「不採択」とします。

陳情第121号
枝吉保育所にかかる路上駐車問題については、今後も、保育所の運営主体である移管先法人に対して、できる限りの対策を講じていただくよう伝えていきたいとの説明が、また、避難経路の確保については、移管前にも消防法上問題がないことを確認していたが、このたびの査察結果の趣旨について消防局によく確認したうえで、移管先法人と対策を協議していきたいと考えているとの説明が、それぞれ市当局よりあったため、「不採択」とします。

陳情第122号
これまで、国民健康保険等の案内文書等に関し、点字対応の要望があった方に対しては、個別に点字文書による案内を送付することにより、障害特性に応じた周知に取り組んでおり、制度に関する問い合わせ等についても、各区役所・支所のほかコールセンターにおいて、個別の事情に応じた丁寧な説明に努めているとの説明が市当局よりあったため。
また、複雑な70歳以上の方の高額療養費制度を踏まえた、医療保険と福祉医療との給付調整の仕組みの構築は困難な状況であることから、福祉医療制度における現物給付方式の導入は、現状では困難と考えるため、「不採択」とします。

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